墓石に魂を迎え入れる儀式

生前建墓が縁起担ぎと節税(相続税)に良いとして、元気な内にお墓を建てられる方もいらっしゃいますが、お墓というものは建てれば直ぐに使えるというものでは有りません。
お墓を建てたあとには墓石に魂を迎え入れる儀式を行う必要があります。

お墓に魂を迎え入れる儀式を開眼法要と呼びます。
これは、墓石をただの石から魂の眠るお墓にするための大切な儀式です。
儀式は僧侶を呼んで行なって頂きます。
このとき親戚も呼んで厳かに行います。
ですが、決して大きな儀式というわけではなく、参列の服装も男性はダークスーツで、女性は地味目の服装で大丈夫です。
但し、開眼法要と納骨を一緒に行う場合は喪服か、黒系の服装が良いでしょう。

儀式は供台に白い布をかけ、お供え物を供えます。
お供え物の内容は、海の幸として昆布やひじき、山の幸として干し椎茸、畑の幸として芋、大根、人参、茄子、沼の幸としてレンコンをお供えします。
その他に季節の果物や故人が好きだったものなどをお供えします。
浄土真宗では小餅(白い丸餅)も必要です。
お供えの他に、お花と線香を立てて簡単な祭壇とします。
僧侶が読経をする間、参列者はお焼香を行います。
儀式全体は簡素なものであまり時間もかかりませんが、準備するものなども決められていますので、お墓を建てて頂いた石材店等に準備をお願いすると間違いがなくなります。

費用としては、準備を石材店にお願いする場合には3~5万程度が相場のようですが、一概には言えません。
また、僧侶にお布施とお車代をお包みします。
お布施は特に決まりが有りませんが常識の範疇でお包みします。
お世話になった石材店と墓地の管理事務局にもお礼をお包みするのが通例です。
参列者の皆さんは、お供え物やお線香代を持参します。
儀式のあとお斎(おとぎ・食事会)を開く場合はその場所の手配も必要になります。

簡易な儀式とはいえ、開眼法要はお墓を故人の家にするための大切な儀式ですから、間違いのないように行なってあげたいですね。

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